北九州未来づくりラボ

【会員インタビュー】海外の若者に「未来をつくる力」を― 株式会社RSJ 代表・窪山さんインタビュー ―

【会員インタビュー】海外の若者に「未来をつくる力」を― 株式会社RSJ 代表・窪山さんインタビュー ―

お知らせ | 2026.05.29

みなさんこんにちは!北九州未来づくりラボインターン生のかのんです!

今回は、海外──特にミャンマーの若者の未来を支援する活動を展開している株式会社RSJ 代表取締役・窪山さんにお話を伺いました。

かのん「まず、空き家の再生や地域の居場所づくりを行っている北九州未来づくりラボと、どのようなきっかけでつながったのですか?」

窪山さん「もともと事務局の大野木さんとは、街やイベントで顔を合わせることがありました。あるとき大野木さんからラボの活動について話を聞いて、“面白いな”と興味を持ったのが始まりです。ちょうどその頃、僕の方でも外国の若者たちを支援する中で“住む場所”の確保が課題になっていて、ラボが保有している空き家を活用できるかもしれないと感じたんです。それでまずは会員として関わってみようと思いました。」

かのん「ということは、今後ミャンマーの若者を受け入れる際に、ラボの空き家を活用する可能性もあるんですね?」

窪山さん「そうですね。ただ、私たち自身でも住居をいくつか用意しているので、ラボの住居は“ひとつの選択肢”として考えています。柔軟に協力し合える関係でいられたらと思っています。」

(窪山さんが現地を訪れた際のお写真)

かのん「RSJさんでは、外国人材の紹介をされていると伺いました。どのような活動なのでしょうか?」

窪山さん「ミャンマーでは大学の数が少なく、通える学生はとても優秀なんです。以前は外国の企業もミャンマー人材を積極的に受け入れていたのですが、内戦の影響で“就労目的の出国”が難しくなってしまいました。それなら“留学”という形で外に出て、学びながら将来の道を広げられないか──。そこから生まれたのが『ミャンマーサイゴンプロジェクト』です。」

窪山さん「このプロジェクトは、紛争によって大学に通えなくなった優秀な学生たちに“学ぶ機会”を提供するものです。まずはベトナムの大学に留学してもらい、その間の学費を日本企業での“インターンシップ”でまかなう仕組みを作っています。ミャンマーの平均時給はおよそ41円。ベトナムでも200円程度なんですが、日本で働けば25倍以上の収入になります。そのお金で学費を払い、家族に仕送りすることもできる。そして日本の企業も、実際にインターンで働いた学生を見て“この子を採用したい”と思えば、就職へとつながる。まさにお互いにウィン・ウィンの関係を築ける仕組みなんです。」

(ベトナムで勉学に励むミャンマーの若者たち)

かのん「その優秀な学生たちは、どのように選ばれているんですか?」

窪山さん「現地で“オーディション形式”の選考をしています。学生たちは本気でチャンスを掴みに来ているので、私たちも真剣に審査します。実際に北九州の企業の方々にもミャンマーに来てもらい、“どんな学生がいるのか”を直接見ていただいているんです。そして今年(2026年)の3月に、僕のお店にもミャンマーから1人来てくれる予定なんですよ。かのんさんも、よかったらその子と話してみませんか?」

かのん「本当ですか! ぜひお話してみたいです!」

窪山さんのご紹介で、ミャンマー出身で現在ベトナムの大学に通いながら、北九州市でインターンシップに参加している ティン・ティンザョさん(以下、ティンさん) にお話を伺いました。
異国の地で新しい挑戦を続けるティンさんの想いに迫ります。

かのん「ティンさんは、ベトナムのどちらの大学から北九州市に来られたんですか?」

ティンさん「『BKC短期大学』という大学から来ました。」

かのん「今回、どうしてインターンシップに参加しようと思ったのですか?」

ティンさん「これまでお母さんが一人で家族を支えてくれていたので、私も少しでも力になりたいと思ったことが一番の理由です。
それに、日本は“綺麗で安全な国”というイメージがあったので、自分もチャレンジしてみたいと思いました。私は桜が好きなので、これから桜の季節になるのをとても楽しみにしているんです✨」

※インタビューは3月末に実施

かのん「実際に北九州市に来てみて、どう感じていますか?」

ティンさん「ミャンマーやベトナムとは生活のルールが大きく違うので、慣れるまでは少し大変です。」

かのん「現在は飲食店でインターンとして働かれていると思いますが、やはり大変ですか?」

ティンさん「そうですね…。まだ日本語が十分に上手ではないので、メニューを覚えることや、お客さんとコミュニケーションを取ることが難しいと感じています。」

かのん「今後、頑張りたいことはありますか?」

ティンさん「まずは今の環境に慣れることと、日本語をもっと上達させたいです。
そして、周りの人からもっと信頼される人になりたいと思っています!」

年下の私にも、とても丁寧に笑顔でお話をしてくださったティンさん。

家族のために異国の地へ飛び込み、不安や苦労がありながらも前向きに頑張る姿を見て、私自身も「もっと頑張らなければ」と強く感じました。 そして、この素敵な出会いのきっかけをくださった窪山さんにも、改めて感謝をお伝えしたいです。
本当にありがとうございました。

学びたいという情熱を持ちながら、厳しい環境に置かれているミャンマーの若者たち。RSJの取り組みは、彼らの“学び”と“働く”を支えるだけでなく、日本の地域や企業に新しい風を吹き込んでいます。北九州未来づくりラボとRSJ──“人と地域と世界をつなぐ”挑戦が、静かに、しかし確実に広がっています。

インタビューにご協力いただいた窪山さん、ティンさんありがとうございました!

インターン生かのんによる会員企業さまインタビューはまだまだ続きます!!
皆さま!お楽しみに〜!!

会員紹介 / 北九州未来づくりラボ

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